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あなたの家族は　大丈夫ですか？

田中　　　貴代

～これは、４年程前に化粧品業界のことを知りこのままでは大変なことになることを、友人や親戚、知人に知らせなければと焦って作った文章です。大袈裟に感じられる部分もあるかと思いますが、すべて事実です。文章はほとんど手直しを入れずに、４年前のものをそのまま載せました。おもしろおかしいものではありませんが、どうか、最後まで読んで欲しいと心から願っています。
はじめに、ここでお話する化粧品とは何を指すのでしょうか。化粧品というと、ファンデーションや口紅、ほお紅、マスカラやアイライン・・と女性（最近は男性もお使いになってますね）だけがする"お化粧道具"と考えがちです。でも、ここでお話するのはメイクをする方のお化粧の話だけではありません。朝起きて顔を洗います。男性は鬚を剃るかもしれません。どちらにしても洗顔後に肌を潤わせる何かを使われる方は多いかと思います。その時使う『洗顔フォーム』『ローション』『乳液』、それらすべてをここでは化粧品としてお話します。夜、学業や仕事で疲れきっての帰宅。皆さんは、その日の疲労を癒すためにもお風呂に入るでしょう。その時身体を清潔にするのに使う『石鹸（ボディーソープ）』『シャンプー』『リンス』『トリートメント』も化粧品です。大人も子供も赤ちゃんも、普通の生活を営む人なら誰もが起きてから眠るまで関係している、とても身近で大切なお話です。
市販されているお化粧品。いったいどういうものから作られているのでしょうか。例をあげてご紹介します。家庭内にある、とっても身近なもので作ることができます。まずは、一番簡単な『乳液』から・・・。材料は、「水」「サラダ油」「台所洗剤」。それらを容器に入れて、何度かシェイクします。それだけで、終り！完成です。次に、ろうそくを用意します。ろうそくと、先ほど出来上がった『乳液』を温めながら混ぜ合せます。よく混ざったら、完成。市販のものと変らない『クリーム』の出来上がりです。『クリーム』に黒の色素を加えたら、靴ずみ。肌色の色素を加えれば、ファンデーションという訳です。以前、シャネルズが靴ずみを塗っていましたが、靴ずみもファンデーションも中身は同じだった訳ですね。
水と油を混ぜる秘密
本来、水と油は混ざらないということは誰もが知っていることです。でも、焼き肉やてんぷらを食べて油のついたお皿は、食器用洗剤を使うとキレイに汚れが落ちます。洗剤には、水と油を混ぜるための化学物質である『合成界面活性剤』が入っています。最近は、自然派傾向が高まってきていますから、『合成界面活性剤』という言葉を耳にしたことのある方はたくさんいるでしょう。では、その『合成界面活性剤』とはいったい何でしょう？
合成界面活性剤
『合成界面活性剤』の主な働きは、［水と油を混ぜ合わせる乳化力］です。『合成界面活性剤』によって、水と油を混ぜ合せて汚れを落としているのが、台所洗剤。でも、『合成界面活性剤』の活躍は台所だけにとどまりません。『合成シャンプー』『液体ボディーソープ』なども、台所洗剤とまったく同じ方法で『合成界面活性剤』を使って作られているのです。身体や頭皮は、天然のクリームである皮脂でおおわれています。『合成界面活性剤』は、その皮脂までも汚れといっしょに洗い流してくれます。肌がカサついたりするのは当然のことです。付け加えると、次々に新製品が登場する「シャンプー」は、同じように次々に新製品が出る「ヘアームース」やたくさんの「ヘアケアー」製品と追いかけっこでもするように、３ケ月に１度洗浄力を強く（合成界面活性剤を多く）しなければならない状況となっています。機会があったら、「シャンプー」でトイレの便器か浴槽を洗ってみて下さい。専用の洗剤よりも、ずっとよく汚れが落ちるはずです。そんなにも強い洗浄力がある「合成シャンプー」で油を奪いきった髪を、化学的に「しっとり」「サラサラ」になったようにするのが「リンス」や「トリートメント」。「リンス」や「トリートメント」は、次の項目で説明している「鉱物油」がたっぷり入っています。
鉱物油
化粧品は、「油」を使って作られています。上記の、家庭で簡単に作れる化粧品では「サラダ油」を使いましたが、市販されている化粧品に入っている「油」は、「サラダ油」や「ごま油」「オリーブ油」などではありません。「鉱物油(流動パラフィン)」という「油」が使われています。「鉱物油」は、アスファルトの原料で、ミシン油そのもの。スーパーや薬局で売っている、ベビーオイルの裏を見ると、「ミネラルオイル」を表記されていますが、「ミネラルオイル」を日本語にすると「流動パラフィン」となるのです。ミシン油を赤ちゃんや自分の身体につけている・・・ゾッとする話ですね。「鉱物油」を化粧品に加工するのには、『合成界面活性剤』が不可欠です。水と油は混ざりません。『合成界面活性剤』の役目は、［水と油を混ぜ合わせる乳化力］ですから。そして、『合成界面活性剤』はもう１つの大きな働きをします。［有害な物質を肌にしみ込ませる強制浸透力］です。もう少し後で詳しく説明します。
なぜ鉱物油・合成界面活性剤を使うのか？！
５つの理由１．原料が安価であるということ。「鉱物油(流動パラフィン)」は、ドラム缶１本がおよそ６，０００円程度です。２．加工性がよいということ。３．一時刺激がないということ。４．品質が安定するということ５．供給の安定ということ。上にある５つの理由から、「鉱物油(流動パラフィン)」は原料としては最適なものという訳です。でもそれは、決して消費者側の最適ではなく、化粧品会社が利益を得るためだけの最適なのです。ことわざにもあるように、絶対に混ざらない「水と油」を混ぜてしまう『合成界面活性剤』が、私たちの身体に触れる。それも化粧品によって触れるということは、本来入るはずもない有害な物質までも、強制的な浸透力によって身体の中に入れてしまうことです。恐さと事実
私は、その恐さと事実を、特に女性に気付いて欲しいと思います。家庭を預かって、家庭内備品を購入するのは女性ですし、男性に比べ、身だしなみにおいても女性にとっての化粧品は必要不可欠なものだからです。女性は子供を産みます。およそ１０ケ月に渡って自分の体内で赤ちゃんを育てます。赤ちゃんはお母さんの胎盤の上に眠っています。胎盤は、赤ちゃんを守るために、雑菌などをシャットアウトする役目を持っています。しかし、その大切な胎盤（バリア）を通過してしまうものが、血液と『合成界面活性剤』だといわれているのです。浸透力の強い『合成界面活性剤』といっしょに、入るはずのない雑菌までもが入ってしまう。大切な赤ちゃんに及ぼす影響を考えるとゾッとしてしまうのです。ある有名大学病院の地下室には、奇形児のホルマリンづけがたくさんあるそうです。＜全身鱗（うろこ）に包まれた赤ちゃん＞や、＜顔が半分無い赤ちゃん＞＜顎から足のようなものが生えている赤ちゃん＞と、誰もが目を背けたくなるような、酷い様子なのだそうです。けれども、その現実を研究する教授は、「この子たちは、すごくきれいなんだ。母親や、次に産まれてくる弟妹の生命までを救った天使なんだ。」と、言われたそうです。私の友人も同じようなことを言っていました。彼女は、病院内のことに詳しい立場だったのですが、今、奇形や障害を持って産まれる子供がものすごく多く、生命を維持できないと判断され、あまりにも見るに絶えない赤ちゃんは、母親に会わせずに死産だった、と伝えるそうです。上記大学教授は、「このような子をつくらないのは、簡単なんだ。大人が知識を持てば、なくなるんだ。」ともおっしゃいました。一時も早く、多くの人達に、その事実を伝えなければと思います。
常識における誤解の数々・・・先日（４年前です）、知り合いのおじいちゃんに、「シャンプーは使わないほうがいいよ。普通の石鹸で洗ったほうが、絶対に身体にいいから、シャンプー使わないで。」と、懇願しました。その時私は、『化粧品とは何か』を改めて見直そうとしていました。そこで知ったのは、これまで述べてきた、消費者の多くが知り得ない恐ろしいくらいの、化粧品業界の事実。そして、薬品や医薬部外品のことでした。知り得た事実ををもとに、悪いものを使わない方が、という話をしたかったのですが、私の話し方がたらなかったのでしょう。「宗教だって信じればどんな宗教も素晴らしくなるんだ。おまえのいう化粧品もそれといっしょだ」「もしそんなに悪いものだったら、堂々と売られる訳が無い。それに、シャンプーを使ってからのが髪がフワフワして調子がいい。」と、言われてしまいました。確かに、髪の調子はよく感じるでしょう。なぜなら、『合成界面活性剤』が化学物質をしみ込ませ、一時的に素晴らしい効果を与えたようにするのが、それらの製品だからです。

「敏感肌」「普通肌」「乾燥肌」どの肌が一番好ましいでしょう？石油系化粧品を使ってらっしゃる女性で、私は「敏感肌なの」「普通肌なの」「乾燥肌なの」という話題が出ることがあります。一体、どの肌が一番好ましいのでしょう？これまでの説明で、石油系化粧品が肌に良くないことを理解して下さったなら、どの肌が好ましいかを理解していただけると思います。最も好ましくないのは「普通肌」です。なぜでしょう？それは、石油系の化粧品を使っても悪い反応が出ない＝全て浸透させてしまっているからです。そして、逆に好ましいのは「敏感肌」です。敏感な肌は「それは肌に良くないから使わないで！」と、ブツブツやガサガサやかゆみによって、肌が危険信号を出してくれるからなのです。
原油と生物
ペルシャ湾に原油が流出した事件を思い出して下さい。（４年前の文章なので、日本の事件はまだ起きていなかったと思います）専門家は、「この先数百年は、生物がこの海から姿を消すだろう」と言っていたはずです。石油系化粧品の原料である原油が、生物に与えたのは死だったのです。
肝腎の『肝』
肝臓癌や肝機能障害でなくなる女性が増えています。食事で身体に入った油は肝臓で消化されます。もし石油が身体に入っても肝臓は処理できません。結果、石油は身体の中をまわり続け、最後に肝臓をつまらせて、肝臓癌、肝機能障害と成るのです。それらの女性を解剖すると、肉眼でも分かる程の石油が肝臓に見られるそうです。信じられない話ですが、赤ちゃんにお乳をあげようとしたら、お乳の代わりに石油が出てきた例もあるのです。
コマーシャルと化粧品業界
テレビや雑誌のほとんどが（美容）化粧品関係のＣＭをしています。テレビなどは、６割ほどが化粧品のＣＭですし、雑誌の１／３ほどが美容関連の広告に使われている雑誌はめずらしくありません。それだからこそ考えて欲しいのです。もしもメディアが事実を伝えようとして、その大スポンサーを批判し、ご機嫌を損ねるようなことをしたら、ほとんどのテレビ番組も雑誌も目にすることはなくなってしまうのです。実際にあった例を上げれば、ＮＨＫで十数年前に放映された化粧品業界のドキュメンタリー番組は、ＮＨＫ内では放映の事実さえもなかったように処理され、制作にあたったプロデューサーがどうなったかは述べるまでもありません。そんな事実の上で、ほとんどの化粧品会社が販売している製品は、台所洗剤の原料である『合成界面活性剤』や『鉱物油』によって作られているのです。
化粧品会社
現在、化粧品会社は、「資生堂」「カネボウ」「コーセー」「ポーラ」・・・と、数えたらきりがないほどの数になっています。おおまかに社数を示すと、それは２，０００社（４年前）にもなるのです。恐いのは、その２，０００社のうちの９８％が、身体に害のある製品をとても素晴らしいものとして、堂々とお店で販売していることです。

最後に・・・。
世の中には様々な情報が渦巻いています。でも、ご自分や家族や、大切な人を守るためには、『多分大丈夫だろう』というのではなく、化粧品の本当の恐さと、正しい知識を持って欲しいのです。「今なんでもないんだから、別に神経質にならなくてもいいだろう」では遅いのです。なって初めて「どうして最初から・・・・」と後悔して欲しくないから、私なりに知り得る全ての事実をみんなに伝えたいし、より深く追求せねばと考えています。